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MISORAカフェ

MISORA

Cafe.

第二部

ご縁で築かれたMISORAカフェ。
第二弾では、家族でお店を営む中で大切にしていることやアットホームなお店だからこそ心がけていること、そしてMISORAカフェのママさん・美歌さんのMISORAカフェの枠を越えた新たな挑戦についてお届けします。
家族経営の面白さや工夫なども見えてきました♪

【家族でお店を持つということ―家族タイムとのバランス―】

――お店を営む上で家族の中で大切にしていることはありますか?

●ずーっと夫婦二人でいるので、話そうと思ったら家でも永遠に仕事・お店の話ができちゃうんです。決めているわけではないのですが、なんとなく子供といるときは家族モードにしている感じはありますね。

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――ひとり時間はありますか?

●ないですね~。トイレの中です!(笑)けれど今は自分の別の勉強があるので、朝早く起きてひとり時間をつくってブログ書いたり勉強したりする時間をつくるようにしています。
最初は子どもを寝かしつけてあとに起きてやろうと思っていたんですけど、起きられなくなっちゃって。寝落ちしちゃうから私はいつやりたいことをやればいいんだろうって。だから寝落ちではなくて完全に一緒に寝る!その代り朝4時とか4時半に起きて作業をする。

――いいサイクルですね!寝落ちしちゃうことって多いですし、寝かしつけ後に何かをやりたくてなかなか寝てくれないとイライラしちゃうことも多いですし。

●そうなんですよ。早起きだけどしっかり寝ているから元気だったりして。自分の時間を朝つくるようになって自分の時間づくりが楽になりました!朝のほうが頭の中に内容がしっかり入ってきますし!

――朝活でバランスをとっているんですね!

●あとはあまり家族の中にお店のことを持ち込み過ぎないということも大切にしています。家族でいるときはあまりお店や仕事の話をしないようにしたり。

〇子どもたちがいるときに仕事の話をしても話に入ってきちゃって真剣には話せないっていうのもあるんですけどね。

●だから保育園のお迎えまでに話すっていうのがひとつの区切りになっているのかもしれないです。

――そこでオンオフの区切りができているのってステキです!
保育園が連続5日以上にならないようになど気をつけていると伺いましたが、他に小さな子どもがいながらの家族経営で大切にしていることはありますか?
あとはご夫婦でフォローし合っていることなど。

●基本的にお店のスケジュールを組むときは、子供のスケジュールを最優先にしています。
保育園の予定や誕生日など。次に保育園に何日間も長く行き過ぎていないか、という優先順位で決めています。
それは子どものためでもあるし、私たちのためでもあるんです。体調崩したりすると大変だし、突然お店がお休みになるのも迷惑がかかってしますし。おかげで今のところ予約を全部断るような臨時休業になったことはないです!

――すごいですね!

〇病児保育を使ったり、ひとり営業したりっていうのはあるけどね。

●急なお迎えなどは、その日の予約状況で行ける方が行っています。
基本的にランチ営業が残っていたら悠史さんにお迎えに行ってもらって家で過ごしてもらうことが多いんですけど、カフェ時間なら私が行く。ケースバイケースでできるのは楽ですね。

 

――他に家族だからこそよかったということはありますか?

●一緒にいる時間が長いこと。家族4人で朝ごはんも夜ご飯も食べられることです。今ってそういう家族は少ないと思うんです。家族全員が揃って朝も夜もごはんが食べられるって。

――そうですね。私の家庭も主人は朝起きると会社へ行っているし、夜寝てから帰って来ることが多いです。

●そういう家が多いと思うんですが、うちの子たちは家族全員が当たり前になっているんです。いなかったことがないので。
たまに悠史さんが夕飯は仕事の人と食べに行ったりとかでいないことはあっても数ヶ月に1回とかでイレギュラーなことなので、そこは子どもたちにとっては幸せなことだなぁと思っています。
あとは保育園でもお散歩でよくお店の前を通ってくれて、「ここがみすずちゃんのパパとママのお店だよー」って。みんなでわいわい来てくれるのが本人としては嬉しいみたいです。そういう経験って私にはなかったから面白いし。家族のお店だからこそかなって。

――いいですね。温かさが伝わってきます。

●他にもお店のお客さんたちと一緒に田植えに行く機会があるのですが、そのときも同じくらいの子たちと楽しんでくれています。

――成長したときにそういう経験が何かに繋がりそうですね!

●以前はお店が自分の家みたいな感覚もあって、なんで私の家に他の子がいるの?なんで私のこと見てくれないの?みたいな感じもあったのですが、4、5歳になって仕事していることがわかってきていて自分の中で納得しているみたいです。どこかで寂しい想いをしている部分はあるのかもしれないんですけど、働いている姿を見せられるのはいいことなんじゃないかなって。

――そうですね!働いている姿や人との繋がり、実際に人との関係というのをこのお店だからこそ見せられますもんね!

【アットホームなお店だからこその心遣い。初めて来た方にも居心地よく過ごしてもらうために

――お客さんとの距離感や信頼関係で気をつけたり、こうしようと決めていたりすることはありますか?

●特別決めていることはないです。私たちママ友はいないんですが、お客さんから友達になる人たちがたくさんいます。
お客さんとの距離が近いお店でママひとり、子ひとりで来てくれる人も多いので、そういう人たちは私たちと話しに来てくれているのを知っているからなるべく話かけるようにしているし、なんとなく今日は相談したい話を聞いてほしそうというときは話を聞くようにしています。
けれど、そうなりたい人もいればなりたくない人もいる。なのでそこは空気を読むようにしています!

――私がミソラカフェさんで居心地がよかったのが、常連さんがいても疎外感を感じずに過ごせるということがひとつありました!

●そうそう!そうならないようには気をつけています!お客さんとの距離が近くなりやすいからこそ、誰が来ても居心地よくすごせるようにとは気をつけているつもりです。
具体的にと言われると難しいですが、気にするようにしています。

――その気遣い心遣いは伝わっていると思います!

●みんなの顔を見たり、話しかけたときの反応をみたりしながらママのニーズに応えたいという気持ちは強いです。なので、忙しいときは無理だけれど様子をみて子どもとも仲良くなるようにもしています。私たちが子どもと遊んでいれば、ママがゆっくりできるから。そういう時間をママに持ってほしいなって。
だから全員にこれをしようっていうようなルールはないけれど、“気に掛ける”というのが夫婦での暗黙の了解というか決まりのようなものです。

――家族でお店をやっていくということから伝えたいことはありますか?

●“楽しいですよ!”ということ。私、本当はすごく心配だったので、お店が軌道に乗るまでは外で働くつもりだったんです。けれど悠史さんのご両親がやるなら二人でやりなさいって。理由はわからないんですけど(笑)
やるなら二人でやったらって言ってもらって、それを決めたら料理のことや方向性が決まって、子どもが生まれたことで家族でできるお店のカタチが見つかったんです。
だからなんとかなるんだなって。
できないことを見つけたらきりがないんですけど、できる方法を探したら方法はいくらでもあったりするんです。このお店の広さもそうですけど、やりたくてできなかったこともあるんです。けれど、この広さでできることを探したからこそのよかったこともたくさんあったから。二人でやるって決めてできることを見つけていってできたお店だからなんとかなると思っていて、それでいろいろ思い返してみると面白かったことが多かったりもするんです。
確かに不安の方が大きくなるのもわかります。他に収入源がなくなるから。
けど、なんとかなります!なんとかならなかったら、そのときに考えればいいんです!!

――いいですね!その思い切りも大切なのですね!

●それくらいじゃないとやっていけないです。心配しすぎずに。やるって決めたらなんとかなるし、助けてくれる人もたくさんいたし、だからこそなんとかなるって言えます。

―― 一歩踏み出して声を上げていくということでしょうか?

●そうです!お店にもお客様で「夫婦でお店をやりたいんですけど…」と相談に来てくれる方もいるんです。いしかわ珈琲さんの話じゃないんですけど、私たちはそういう人たちに繋ぐことでもいただいた恩や縁を返していきたいと思っています。

――素敵ですね!ぜひ繋いでください!その繋がりで魅力的なお店が増えると思います。

【MISORAカフェママ美歌さんの新たな挑戦・重ね煮と新しい働くカタチ】

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――MISORAカフェの枠を越えて、美歌さんは他の挑戦もしていくとお伺いしたのですが今後の美歌さんの挑戦についてお聞かせください。

●新しい挑戦として、“重ね煮”という料理を広める活動をスタートしています!9月末に認定講師になるために試験を受けて合格しました!

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――子育てと仕事がある中、勉強されていたんですね!すごいです!
具体的に重ね煮についてや魅力について教えてください。

●重ね煮では簡単に“毎日の食事で家族の健康を整えること”ができるんです!
具材の性質に合わせて重ねて煮ていくという料理法なんですが、離乳食から介護食まで家族みんなが同じものを食べられるんです。あとは野菜のとんがった食べにくさみたいなものが丸くなるので、苦手な野菜も食べられるようになる子も多いし、アレルギーの子のアレルギーが緩和することもあります!
実際に一緒に学んでいた方のお子さんのアトピーが改善されていったり、アレルギーについても同様だったり。そしてなにより私自身の体調がすごくよくなって。
あとは、子どもたちが風邪をひくとすぐに鼻水が出て、1週間くらいたつと保育園から熱を出したという呼び出しの電話がかかってきていたんですけどそれがほぼなくなりました!

――ママにとってはありがたい!!!と叫びたいくらいの料理なんですね!
重ね煮を本格的にやろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

●お店のため、家族のため、そして子どもの成長に合わせて働くカタチを変えていくためということです。
重ね煮はお店の準備をしているころには出会っていました。本当に簡単で美味しくて時間がかからなくて、すごいな!!!って感動したんですが、知ったのがお店のオープン2か月前くらいで。学びたい気持ちを持ちつつもそのときはお店のオープンを優先させました。
実はお店の料理の中で、重ね煮の基本(具材を重ねたり)を取り入れたりしたものもありました。

オープン後もそうやって少し料理に取り入れられたので、油も使わないし、調味料もほんの少ししか使わないという重ね煮の方法をお店のオープン前に知れたことはよかったなと思っていました。

そこから今回改めて勉強しようと思ったのはお店で2年前から開催している食育講座の存在がとても大きかったです。
お店にとって“食を整えてあげること”って大事なことだと考えていて、お店でそれをしたいと思ったんです。
ママにとっては自分の体調も子どもの体調も崩してしまうととっても大変ですし。
あとは食育講座を月に1回開催している中で、アレルギーのことから食べない子もいれば食べ過ぎちゃう子もいてみんないろんな悩みを持っていて。
そんないろんな悩みを毎月毎月聞いてきていて、その都度お話しはしてきたのですが、重ね煮があれば全部の悩みに対応できるなと思ったんです。
食育講座で重ね煮の話をすることが増えて、「それはどこで学ぶことができますか?」と聞かれたときに「〇〇で習えますよ」ってお話しをしていたんですがそれって不親切だなって感じて。聞かれたその場で「こういうことができます!」ってお伝えしたいと思ったのが大きなきっかけのひとつでした。

 

――お店の料理からも食を整えることができたり、聞いたときに重ね煮についてその場で教えてもらえたらママも嬉しいですもんね!

●2つ目は自分の子どもが積極的にお手伝いをしてくれるようになってきたこと。今、娘が手伝いをしながらやってくれていることが将来この子の食事をつくる上での基本になる。と思ったからなんです。娘にどういう料理を教えていきたいか、どういう料理をこの子の基本にしたいかと思ったときに、“重ね煮だ!”と思ったんです。「よくわからないけど、こうやって並べるといいんだよ」ではなく、どこまで頭に入るかはわからないけれど、ちゃんと理由を話して食の知恵として残してあげたいと思ったのが2つ目です。

――小さい頃に母や祖母から教えてもらった料理法って今でも基礎になっているので、そのベースが重ね煮にできるっていいですね!その後もずっと伝えていくことができるし、将来や一人暮らしをしたときや家庭を持ったときの健康管理にも役立ちますね!

●3つ目は上の子が再来年に小学生になるので、家族の働くカタチを変えていく時期だと思っていたんです。ずーっとこのペースではお店には入っていられないなと。預ける方法はいくらでもあるし、いろんな考え方があるけれど、私たち夫婦の考えとしては毎日どこかにお願いしたり、お店で待たせたりはしたくないと考えていて。そうなったときに少しずつ私がお店から離れるという必要性を感じて、今までとは少しずつ働き方を変えていかなきゃいけないと思ったんです。重ね煮はその手段のひとつでもあります。

――具体的にはどういう方法でしょうか?

●仕込みだけしておけばひとりでもお店を回せる現状もあるんです。

〇パニックです!パニック!!(笑)

●まぁ、なんとか回っていて。仕込みなどを考えると完全に私が抜けることにはならないんですが。お店の料理を作れる人を増やしていきたいとも考えていて、重ね煮を伝えるのとともにお店の料理も重ね煮にシフトしていけばお店の料理を作れる人が増やせる。重ね煮の良さを知っていて、重ね煮の味を知っている人が。そこで料理を任せられる人がいれば、完全に抜けなくても私がいなくても困らない日が増えるし、用事があるときは私がいないこともありにできる。
そんな風に家族の働くカタチを考えたときに今のままではよくないと思ったので、変化させていく手段のひとつとして重ね煮がありました。

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――重ね煮という誰でも簡単につくれて、尚且つ、安心で美味しいものだからこそ成せることですね!
そして家族だからこそ柔軟に働くカタチも変えていけるしそこが魅力でもあるんですね!

 “ご縁と繋がり”で築いたお店で、子供の成長にも合わせながら柔軟に働くカタチを変化させられるのは家族で営むお店ならではの魅力ですね。
これからのMISORAカフェだけでなく、スタートしたばかりの美歌さんの“重ね煮”を伝えていく活動もとっても楽しみです!

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